キンパルの攻略法を3万で買った時の話
これは僕がパチスロで勝ち始めて少し経った時の話ですね。
当時、AT全盛期だった時代の中で、キングパルサー(通称キンパル)って台が登場しました。
ストック機能を使ったボーナスの連荘は打ち手を魅了し、ストックさえ残っていれば設定1であっても十分に勝てるような激甘台でした。
ただ、その甘さからお店では意図的にストックを消す行為が日常的に行わる店も存在し、打つ店を間違えると大怪我しかねないような一面も持ち合わせていたのです。
そんなある日、いつものようにキンパルを打っていた時のこと。
『兄ちゃんいつもいるよね、勝ってるかい?』
と見知らぬおじさんに話しかけられました。
最初は絡まれたのかと思ってシカトしてたんですけど、ちょっとだけ話を聞いてほしいとずっと言われ続けたので
『このまま(打ちながら)だったらいいですよ』
と、話を聞くことにしました。
で、2,30分話を聞く中で、そのおじさんが言いたかったのは
『キンパルの攻略法を買わないか?』
という話でした。
いまでこそ、胡散臭さ100%のこの話を、当時の僕は信じ込み、
『失敗しても3万で済むなら安いもんだ』
と購入することにしたんですよね。
もちろん、最初は疑ってかかったのは言うまでもないですが、
『今この台でボーナス当てて見せるから』
と、言って2000円でビックを引き、その後も立て続けに連荘。
そして
『1台じゃ信用できないだろうから、もう1台やってみるよ』
といって、その台も2000円でビックを引いたんです。
『うわ、これ本物だ』
って思うじゃないですか(笑)
その後、駐車場でお金を支払うとマニュアルみたいな紙を2枚渡されました。
詳しい手順は忘れちゃったけど、一つはストックを意図的に貯める打ち方、もう一つは貯めたストックを放出するやり方でした。
どちらも手順は簡単で、ちょっと頭に叩き込めばすぐに実践可能でした。
30分くらいレクチャーされた後、一緒にホールに向かって
『俺はこの台でやるから、あの台でやってみな』
と、実践するもボーナスが引けない僕。
だけど、その人はボーナスが引けるんですよね。
『まあ、慣れないうちはそんなもんだよ』
と言われ、ひたすら練習するも全くできず、この日はトータル10万近く負けた記憶があります。
翌日もいろいろやってみたけど、一向にボーナスを引けないし、いい加減面倒くさくなって、
『今度会ったらもう一回聞いてみよう』
と、一時中断することにしました。
そして・・。
その人は二度と現れませんでした(笑)
いやあ、見事にやられましたよ。
『そんなうまい話があるわけない』
って思わせた状況で、それを信用させるために目の前でボーナスを引くわけですから。
ここまできれいに騙された詐欺は、この時が最初で最後だと思います。
不思議とむかつくとかそういった怒りの感情はなく、
『いい勉強になったなー』
っていう思いの方が強かったのはすごく覚えています。
結局のところ、彼がどうやってボーナスを引いたのかは分からないけど、自分が察するに、あらかじめ前兆っぽい演出が出た台を複数用意しておいて、あたかも今打ち始めたかのように見せていたんじゃないかなと。
成功率100%とは書いてなかったし
『極めればほぼできる』
って言い方だったので、仮にガセ前兆だった場合でも
『この台はダメだ』
とか何とか言って他の台に移ればいいだけですからね。
たまたま僕の前ではいいところでボーナスが引けたんでしょう。
これがキンパルの攻略法を3万で勝った時の全貌です。
その後、スロ仲間にこの話をしたら爆笑されました。
だけどね、みんな口では笑ってたけど、紙を見せたらやっぱり気になってセット打法に挑戦してみるとか言い出して・・・。
見事に爆死してました(笑)
今でも思うんだけど、彼が前兆の台を用意するのに3万以上の投資がかかると思うから、詐欺で稼ぐにはあまりにも非効率だと思うんですよね。
もしかしたら、大量に情報を売るための実験モデルだったのかな?
それとも本当に僕達のやり方が悪いだけで、ガチの攻略法で当てていたのか?
今となっては謎でしかないけど、いい思い出のひとつです。
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タグ:パチンコ・パチスロ体験談